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いびきも軽減?「お口にテープ」で安眠効果はいかほどか


カーテンのすき間から光が差し込み、朝、目を覚ます。「あれ? なんだかいつもよりスッキリしてる……」。そんな心地よい眠りの体験が、感動するほど久しぶりという人も少なからずいるはず。

ちなみに記者の場合「極上の睡眠体験」は年に数回あるかないか。起きると肩がコチコチで変にのどが乾いているのが当たり前。ああ、あの全身がリラックスした時間をもっとたくさん味わいたい──。これまで掛け布団や枕を変えるなどの工夫を凝らしてきたが、今回は小林製薬の「ナイトミン 鼻呼吸テープ」を試してみることにした。

商品は単純明快、物理的にテープで口を閉じ、睡眠時の口呼吸を防ぐというもの。同社によると、口内の潤いを保つのはもちろん、舌の付け根が落ち込むのを防いで空気の通り道を確保することで、いびきも軽減が期待できるという。

封を開けると、テープを3枚ずつにまとめたシートが7枚入っている。テープはうねうねとした波形で、かなりの伸縮性を持つ。口を閉じて唇の中央にテープを貼り付け、いつもの時間に昼寝をしてみた。

正直、唇に貼り付く異物感があった。それに、これまで口をあんぐり開けて寝ていたので「息ができない」との思い込みもあり、どこか落ち着かない。約1時間後、体を起こすと寝られたような、寝られていないような……。

再び、夜に試してみた。テープを装着して布団に入る。貼ったあとに口を左右にモニョモニョ動かすと、上唇と下唇の間にも張り付き安定感が増すことがわかった。慣れたのか、昼間ほどの違和感はない。問題なく朝まで寝ることができた。

これはあくまで個人的な感想だが、起きてみると、いつもの首のこりが少なかった。のどに手を当てると、あの引っかかったような、いがいがとした感じがない。口呼吸で寝ていたときは、のどに不必要な負担がかかっていたのかもしれない。意外な発見だった。

あとは口のネバネバ感がいつもより少ない気がした。ちなみに、医療用のシリコンタイプの粘着剤を使用しているとのことで、はがすときに痛みはなかった。

小林製薬は6月、女性看護師74人を対象に「睡眠事情に関する調査」を行い、商品の使用時は安眠できたと答えた人が、不使用時に比べて約30%増えるなどの結果が出ている。

テープの数は1袋につき21枚。2袋購入したので、ゆうに1ヵ月分以上試すことができる。これから睡眠にどんな変化があるのか楽しみだ。

<関連サイト>
小林製薬公式サイト
https://www.kobayashi.co.jp