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WBC出場表明の大谷翔平にロバーツ監督が複雑な心境吐露

新しい未来のテレビ「ABEMA(アベマ)」は、大谷翔平、ベッツ、フリーマンをはじめ多くのスター選手が所属するロサンゼルス・ドジャースを率いて昨シーズンのワールドチャンピオンに導いた名将デーブ・ロバーツ氏への「ABEMA」独占のインタビュー企画『おはようロバーツ』#32・#33を12月5日(金)より配信。また、同様の内容をYouTubeでも公開した。

本配信回では、サンディエゴにあるロバーツ監督の自宅を訪問し『おはようロバーツ』最終回スペシャルとしてインタビューを実施。大谷翔平選手らのWBC出場やメジャー挑戦を表明した日本人選手の分析、ロバーツ監督自身の監督観までを網羅した貴重な回となった。

番組冒頭では11月の来日についてロバーツ監督が笑顔で回顧。生まれ故郷の沖縄や東京を訪れたというロバーツ監督は「大変だったけど、とても楽しかったよ。家族に会えたし、仕事もこなした」と語ると「夕食の時に撮った写真です」と日本球界のレジェンド・王貞治氏とのツーショット写真を披露。「野球について話しました。食べ物についても話しました」「本当にとても良い人です。本当に素晴らしいディナーでした」と感慨深く振り返った。

そして、大谷選手のWBC出場について、過去の放送で「個人的にはWBCに出場しないでほしい。2026年シーズンに備えてゆっくり休んでもらいたい」と語っていたロバーツ監督。今回、大谷選手がWBC出場を正式表明したことについて「判断は翔平に任せました」とし「球界、WBC、日本代表、翔平本人にとっても素晴らしいこと。翔平を応援するのが楽しみです」と本人の意向を尊重するコメントを残した。

また、起用法については「指名打者のみでの出場なら問題ありません」とした上で、「実戦形式では投げないでしょう」「実戦形式での投球はドジャースの春季キャンプでやるので、WBCでバッティングを行いつつ、ブルペン練習を行います。投手ではWBC終了後、ドジャースに戻ってから打者との対戦。試合での登板を通じて準備していきます」と説明。WBCでは打者に専念し、投手としてはドジャースで段階的に調整していく方針を明かした。

一方、山本由伸選手、佐々木朗希選手のWBC出場については慎重な姿勢を見せる。「ピッチャーの場合は難しい」と語るロバーツ監督は「朗希がWBCで投げたら驚きます。朗希は故障明けで早めに先発投手として調整するのは難しい」とコメント。山本選手に関しても「由伸にとっても難しいことで、過去2年間、由伸はたくさん投げたし、来年も同じことを期待している」「しっかり休めないとシーズンでの活躍が難しくなる」と明かした。

その上で、「由伸と朗希と話す必要がある」としたロバーツ監督は「彼らと日本にとって大事な大会ということは分かっていますが、彼らの健康を守りたい」と続け「最も大事なのは彼らが健康でいて、来年チームのために好投すること。来年以降もずっと」と来季を見据えて選手のキャリアや体調管理を最優先に考える姿勢を明確にした。

そのほか番組では、メジャー挑戦を表明している村上宗隆選手、岡本和真選手、今井達也選手、髙橋宏斗選手のプレー映像を監督に見てもらい、分析・評価してもらうコーナーも。それぞれのスイング、球質、フィジカルなどに言及しながら、日本人選手がメジャーで活躍する上でのポイントなどを解説。さらに、ドジャースの未来予想や監督としての今後について、「ロバーツ監督にとって監督とは?」という問いに答える場面など最終回スペシャルにふさわしい貴重なインタビューとなっている。

(C)AbemaTV, Inc.

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