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イッキ飲みは時代錯誤!?「ダサい」「ドン引き」の声続々


キリンホールディングス株式会社は、2019年10月30日~11月1日の期間において、全国の月に1回以上飲酒する20~50代の男女500名を対象に「イッキ飲み」に関する調査を実施。このたび、その結果が発表されました。

11月下旬に差し掛かり、これから忘年会や新年会などお酒を飲む機会が増えてくる時期に。そこで今回飲みすぎ、イッキ飲みが原因で後悔した飲み会を聞いたところ、「忘年会」と回答した方が34.6%となり、2位の「歓迎会」、3位の「懇親会」と回答した方よりも約2倍以上差がつく結果となりました。

また、「忘年会で後悔した経験がある」と回答した方に具体的なエピソードを聞いてみたところ、電車で寝過ごしてしまったり、物を無くしてしまうなどお酒で失敗しがちなものから、救急車で搬送させてしまったという危険なものまでさまざまなエピソードが集まりました。

▼忘年会失敗エピソード
・「飲みすぎて、電車を乗り過ごしタクシーで2万円かけて帰ったこと。」(東京都 31歳女性)
・「救急車で搬送させてしまった方を出してしまったので、場がしらけても止めるべきだったと後悔した」(福島県 53歳男性)
・「イッキ飲みしすぎて忘年会の記憶がなくて感想を聞かれても答えられなかった。」(栃木県 49歳男性)
・「飲みすぎた後、始発に乗ったにも関わらず、眠り込んでしまい、何度か電車往復したらしく、地元の駅についたのが8時だった。そして携帯電話を紛失した。」(東京都 28歳女性)
・「大皿で飲んでいたら、酔って顔面から全身に酒を浴びてびしょ濡れになった。しかもその状態で電車で帰宅したので家では白い目で見られた。次の日は案の定、酒臭くて会社で怒られた」(福岡県 51歳男性)
・「お会計がすごいことになった」(埼玉県 41歳女性)
・「トイレに行って立てなくなり便器にしがみついていた」(愛知県 58歳男性)

イッキ飲みは命に関わる危険な飲酒行為で、場合によっては死を招くこともあります。
こういった危険な飲酒現場を見たことがあるかを調査してみたところ、「ある(頻繁にある・時々ある)」と回答した人は62.4%と、半数以上の人が飲み会でイッキ飲みの現場に遭遇した経験があることが判明しました。

性別・年代別で比較してみると、女性はほぼ世代間の差は見られないのに対し、男性は30~50代が「ある(頻繁にある・時々ある)」と回答した人が過半数以上いるのに対し、20代は50%以下という結果になり、さらに一度もみたことがない人が、この世代間で約2倍ほど差があることが明らかとなりました。この結果から、若い世代ほどイッキ飲みといった無茶な飲み方をしない傾向があることが読み取れ、命を脅かす危険なイッキ飲みは時代遅れと化している、と言えそうです。

次に、イッキ飲みをするよう煽られたことがあるかどうか調査したところ、「ある(頻繁にある・時々ある)」と回答した人は39.0%と、2~3人に1人がイッキ飲みするよう求められた経験があることが明らかになりました。

イッキ飲みをするようにあおられた経験がある人に、誰にあおられたことがあるかも調査したところ、コンプライアンスが厳しくなってきている昨今にも関わらず「上司(先輩)」が55.4%で最多となり、次いで「友人」が44.7%、「同僚」が33.8%といった結果になりました。

さらに、イッキ飲みをするようあおられたことが「ある(頻繁にある・時々ある)」と回答した人に、イッキ飲みを断れなかったことがあるかどうかを聞きました。すると、79.5%が「断れなかったことがある(頻繁にある・時々ある)」と回答し、多くの人がイッキ飲みをあおられて、やむなくスピード飲酒をしてしまっている実態が明らかになりました。

なぜ断れなかったのか理由を聞いたところ、「場の雰囲気を乱したくない、ノリが悪いと思われたくない(兵庫県 56歳男性)」「場の雰囲気がシラけないようにするため(神奈川県 35歳男性)」と、周りの雰囲気を悪くしてしまう懸念から断れなかったという意見が多く目立ちました。

また、「その場の雰囲気を壊したくなかったので。それと上司からの指示だったのでどうしても断れずやるしかなかった。どうにか実行はしたものの内心は嫌だった。(広島県 35歳男性)」「クライアントからの命令のようなものなので断ると仕事に影響すると思い、断れませんでした(福岡県 54歳男性)」というように、今後の仕事の影響からイッキ飲みを断れなかったという意見も出ました。

イッキ飲み経験の実態が明らかになったところで、イッキ飲みを進んでする人に対してどのような印象を抱くかを聞いてみました。すると、「時代遅れ」(54.2%)に圧倒的に票が集まる結果になりました。次いで、「見ていて恥ずかしい」(30.0%)、「ダサい」(27.2%)と続きました。4位以降もネガティブな印象が続くなど、多くの人がイッキ飲みをする人に対して良い印象を持っていないことが分かりました。

また、イッキ飲みをしている様子を見ると、「ドン引きする(とてもする、する、どちらかというとする)」と答えた人は79.8%という結果に。約8割の人がイッキ飲みという行為に対して引いてしまうことも分かりました。

ではどういった飲み方が好印象を受けるのでしょうか?イッキ飲みなどをし、短時間で大量に飲酒する「スピード飲酒」と、時間をかけてゆっくりと飲酒する「スロードリンク®」のどちらに好印象を抱くかを質問しました。結果は、「スロードリンク®」が92.6%と、ほとんどの人が「スロードリンク®」に好印象を持っていることが分かりました。

今回のアンケートを実施したキリンホールディングス株式会社は、イッキ飲み、イッキ飲ませは、命にかかわる危険な行為であることを強く訴え、飲酒マナーを守った適正な飲み方「スロードリンク®」の大切さを伝えるオリジナルムービーを公開中。12月はクリスマスパーティーや忘年会など、飲酒をする機会が増えるだけに、ぜひ一度ご覧あれ。

<関連サイト>
お酒とうまく付き合う“スロードリンク®”で豊かな人生を
https://www.kirin.co.jp/csv/arp/