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遠藤憲一、人生初の自炊番組で肉じゃがなど3品を作る!


名バイプレーヤーのベテラン俳優・遠藤憲一。“えんけん”の愛称で親しまれ、「ドクターX~外科医・大門未知子~」シリーズ(テレ朝系)をはじめ、代表作は数知れず。幅広い役柄を演じ、カメレオン俳優として知られる遠藤が、今SNSで大きな話題を呼んでいる。

公式XやInstagram、TikTokにアップされた、黙々と冷やし中華を作り、完成したものを皿に盛って「どうぞ!」と画面に向かって差し出す写真や動画。「おままごとみたいでかわいい!」「冷やし中華でなく、これは“癒やし”中華」「休日にお父さんが作る冷やし中華みたいで美味しそう」と“大バズり”状態!

TikTokだけで27万回以上も再生されたのだ。さらに、食べ物を大きく見せる“インスタ映え”な写真の撮り方が可愛すぎると、突如Xで大バズり! 「これ流行らしたの遠藤憲一だから」「遠藤憲一が最先端だったってこと!?」など、その可愛らしい姿に注目が集まっている。

そんな遠藤がたったひとりで料理に挑戦する番組が放送決定! BS民放のバラエティ番組初登場となる 「きっちりおじさんのてんやわんやクッキング」 では、コロナ禍をきっかけに料理をはじめ、それまでまともに包丁も握ったことがなかったという遠藤が、不器用だが一生懸命に、料理本とにらめっこしながら、複数の料理を作ることにチャレンジする。

今回、遠藤は以前から興味があったという土鍋でご飯を炊くことや、出汁を取っての味噌汁作りに挑戦。炊き上がったご飯は具を詰めておにぎりにして、おかずには肉じゃがも用意。午前中に書店で料理本を買い、商店街で食材や調理道具、食器を集め準備万端。アシスタントなし、一発本番の料理作りに挑む。

クッキングスタジオに到着した遠藤を出迎えたのは、スタジオの“看板犬”だという老犬のサクラ。大の犬好きだという遠藤は満面の笑みを浮かべつつ、さっそく調理の準備をしていく。まず道具や食器を洗うところからスタート。自炊者を目指すために、すべてひとりでやる。「水圧が弱いな」などとこぼしながら、遠藤は鍋や箸、皿などを丁寧に洗う。手慣れた様子に、自宅でも皿洗いをするのか聞くと、皿洗いはしなくていい、となっていると明かす。それは遠藤の性格によるところが大きいそうで…。

その後、テーブルに買ってきたものをすべて並べて、「まずは米を研いで…」「この鍋は肉じゃが用にして…」と調理の手順や、ペース配分を入念にシミュレーション。調理パート冒頭から、タイトル通り、遠藤の“きっちりおじさん”ぶりが垣間見える展開となった。

この番組の特徴のひとつが、料理本を見ながら調理をすること。遠藤は険しい表情を浮かべつつ、「何々?」と本を熟読。いよいよ、以前からやってみたかったという、土鍋炊飯のために米を研ぎ、米を水に浸す。すると、水に浸す時間が本に書いていることと、米を買った精米店で聞いたことに違いがあると判明。一体どちらに従うべきなのか…!? そんなことは序の口。「タマネギを切るとき、どこから皮をむくんだっけ」、「『水をひたひたになるまで入れる』の “ひたひた”ってどれくらい?」、「米を炊いているコンロの火が消えている!」、「網の上で魚が焼けない!」と、慣れない料理に悪戦苦闘する遠藤。追い打ちを掛けるかのごとく、予想外の問題や出来事が次々と発生する。

そんな遠藤が、今回特に手を焼いたのが肉じゃが。しょう油、砂糖、みりんで合わせ調味料を作るのを忘れてしまったり、味が決まらず鍋にドバドバとしょう油を加えたり…。果たして、料理の女神は遠藤に微笑むのか!? そこには誰も予想しなかった結果が! 何が起こったのか、ぜひ放送で確認してほしい。

さらに、料理初心者がいきなり「土鍋」でご飯が炊けるのか? 出汁を取るところから味噌汁を作れるのか? など、遠藤が挑戦するのはクッキング初心者にはハードルの高いことばかり。調理時間は3時間オーバー! 遠藤の努力は報われるのか?

また、この番組の見どころはほかにも。料理作りにまつわるすべてのことを遠藤ひとりが行う。参考にする料理本を調達するところからスタート。遠藤が向かったのは、古書の街・神保町。「料理本専門店」の古本屋で、自分に合う料理本を探すことに。何を作るのか、メニューを考えつつ、物色する遠藤。これだけの料理本を集めている書店なのだから、きっと料理作りが得意なはず! と店主にもアドバイスを求めるが…遠藤をあ然とさせる事実が発覚!

本屋の次に寄った喫茶店で「一人作戦会議」を開き、作るものを決めた遠藤は商店街で買い物を開始。食材も調理道具もすべてここでそろえる必要があり、びっしりと書かれたメモを片手に金物屋、八百屋、肉屋、スーパー、セレクトショップ、さらに時計屋まで訪ねて、お目当ての品を探していく。すると、調理道具一式を購入した金物屋がなぜか“ベース基地”状態に!? さらに、初夏を思わせる強い日差しを浴び、汗をかきながらもあちこちの店に寄り、いつの間にか両手には大量の購入品が。買い物に苦戦する遠藤だが、その一方でどこか昭和の匂いのするノスタルジックな商店街で、地元の人たちと何ともほほえましい交流を繰り広げる。

収録を終えた遠藤は、充実の表情で「肉じゃがや土鍋ご飯を作ることができて大満足です」とコメント。さらに「今回は自分が作りたいものを作りましたが、次は番組側に指示された料理を作ってみたい」と、番組のシリーズ化に意欲を見せた。調理シーンは熱中のあまりほぼ無言。「『大さじ〇杯です』といった説明が一切ないのは斬新だし、料理番組っぽくないよね(笑)」と振り返った。一体、どんな料理番組が誕生するのか? 遠藤渾身の料理の出来とともに必見だ。

「きっちりおじさんの てんやわんやクッキング」は、BS朝日にて6月30日(日)14時より放送。どうぞお見逃しなく。

■遠藤憲一 コメント

「もともと料理を作るのが苦手なので、料理メインのバラエティ番組のオファーは驚きでした。でも、『料理ができないままで来てください』と言われ、面白いなと思って。“ポンコツ”状態でいいっていうのが斬新で、出演しました。

やるからにはガチで、買い物も準備も自分ひとりでやらなくちゃいけなくて、ロケは時間がかかったし、大変でしたよ。商店街での買い物は、街を歩いている地元の方に、『どうしてひとりで大量の荷物を持っているんですか?』って聞かれちゃいました。あんな大変なロケ、どんな料理番組でもやらないと思う(笑)。商店街では金物屋のご夫婦に本当に助けられました。大量に商品を買い、大喜びしてくれて良かったです(笑)。最初に行った神保町の古本屋さんも面白かったですよ。 料理に関連する本だけを売っているお店があるんですね。店主の方もユニークでしたし、衝撃の事実も発覚しました(笑)。買い物パートはやるべきことがたくさんありましたが、この番組が一つの作品として面白いものになってくれていればうれしいです。

出来上がった料理には大満足しています。肉じゃがは、ジャガイモに火が通らなくて固いままなんじゃないかと思いましたが、あそこまでのものが完成するとは。玉ねぎも大量に入れたはずなんですけど、煮込むとあんな風になるんですね。

土鍋での炊飯も自分からやりたいと言ったのですが、いろいろな意味で驚きでした。とはいえ、料理全体でいえば50点かな。おにぎりは作る前にいろいろ考えていたんですけど、ちょっと悔しいところがあったので。

取材に来てくれた記者の方が『料理は苦手ですが、えんけんさんが楽しそうだったので自分でも作りたくなりました』と言ってくれたんです。その言葉がうれしかったし、この番組の方向性が見えたかも。料理作りが苦手な人が、『遠藤よりは自分のほうがうまく作れるはず』と思い、作れてくれたらいいですね。そういう人に向けてのレシピ本も作りたくなりました(笑)。

機会があればぜひ違う料理にもチャレンジしたいです。今回は自分が作りたいものを作ったので、次は番組側から指定された料理を作るのも楽しいでしょうね。もちろん、いきなりハードルを上げられたら困りますけど(笑)。ゆくゆくは料理の腕を上げて、コース料理に挑戦ってところまでいけたらいいですね」

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